どこにでもいるキレやすい人の特徴を知り、上手に受け流す方法とは
会社や身内、そして恋人や友達など、小さなことでもすぐにカッとなる人や、自分の期待と違う反応なだけで、ムスっとする人を見るとすごく疲れてしまいますよね。断りたくても断れなかったり、小さな事でもキレる為、心が疲れてしまうなどの経験がある方も多いかもしれません。
そのような人と出くわしても、上手に流しストレスフリーで過ごせるようになりましょう。キレやすい人の特徴と対処法をご紹介します。
- 2018-12-17
- nin
避けたくても避けられないどこにでも存在する、“すぐに怒ってしまう人”。例えそれが身近な存在であったとしても、避けたいと感じてしまう事もあるかと思います。自分の感情をコントロール出来ずに、罵声を浴びせてきたり、大きな声で怒鳴ってきたり、ひどい人になれば物に当たるという人もいるかもしれません。
このように、すぐにキレやすくご立腹になってしまう人と、話し合いをしないといけない場合や、落ち着かせないといけない場合などに遭遇してしまうと、心から疲れ果ててしまう事でしょう。
そして、これが他人の場合や上司の場合は、ただ落ち着かせる事しか出来ず、尖ったナイフのような言葉を永遠に突き刺され、相手が落ち着くまで耐えているという人も多いかもしれません。事態を収める為にひたすら耐えるものの、そのような事が日課になってしまうと、いくら他人や上司であっても心の限界が来るかと思います。
キレ症は困っている人
怒りの感情の裏には、実は困っている感情がメッセージとして隠れているのです。
例えば、お店などで返品をしたくて電話をした人を、少しでも待たせていると「ねぇ、返品出来るのよね?!どうなのよ!?いつまで待たせるの?!」など、ご立腹になり怒りを露わにする人などと遭遇するとします。このような感情の裏には「ずっと待ってるけど、返品出来るんだよね…?返品可能って書いてるし…、なんで待たせるんだろう。これで出来なかったらどうしよう…」など、実は「どうしよう」などの困っているというメッセージが隠れているのです。
ですので、このように怒っている人と遭遇したとしても、不安や困っている感情が怒りとしてしか表現できずにいるだけなので、罵声を浴びても怒られても「自分が悪いんだ」という風に解釈をするのはやめて、「あぁ、不安になって困ってるんだな」と思うようにし、軽くさっさと受け流してしまいましょう。
このような人は被害妄想も激しい為、「相手はきっと自分の悪口を言っている、嫌われている」などと解釈し怒りを露わにしたり、「遅刻して来るなんて、きっと私をバカにしている」などの解釈もしてしまう被害妄想型とも言えるでしょう。
勝手に期待をしている
自分の気持ちや身体を攻撃されたと感じた時、「怒り」が表れます。なので、相手に勝手に期待をし、その自分が求めていた期待値と相手との間に大きなズレが生じた場合、人は怒りへと感情が動きやすくなります。
例えば、「それぐらいわかるでしょ」と自分の物差しで判断をしてしまう上司などが存在するとします。このような時に「わからないので教えていただけますか?」と聞いたとしても、怒りの感情はさらに悪化するだけで、「少しは自分で考えて動いて!」などと怒鳴ってきたり、裏で悪口を言われたりと、相手が余計に怒り狂ってしまうだけなのです。
このような言葉の裏には、「言わなくても、この状況を見て察してほしい」や「これぐらいのことは自分で出来るだろうな」という期待が存在している為、怒りとしてこのように感情が表現されているのです。
ただ、人間は人の数だけ価値観も違います。全てを自分の物差しで解釈してしまっている為、このように自分が求めているものと相手との間にズレが生じると怒ってしまうのです。このような場合は、そのまま何も聞かずに行動をし、再びその行動が相手の期待と違うと爆発させてしまうだけなので、自分の感情を伝えるようにしましょう。
「何も言っていただけないと、どうすればいいか私は混乱するだけになってしまいます。少しでもいいので何か教えていただけないでしょうか」など、自分の感情を相手に伝えるようにしてみてください。
他にも恋人や友達が「してくれると思ったのに」「してくれるはず」などのような期待を勝手にし、ムスっと拗ねてくる事もあるでしょう。このように、期待をしてくる人は「自分は本来得られるべきである権利を損害された」「もっと大切に扱われるべきだ」などの、権利意識が強い為に起こっている反応なのです。
人の数だけ価値観は違う為、このように怒りを表現してきてもその感情コントロールは本人次第ですので、深く考えず受け流してしまいましょう。
自分の思い通りにしたい
このような人たちは、基本自分の思い通りにしたいと思っています。ただ、自分の思い通りには物事は進まない事を相手に伝えたとしても、基本的に人の性格を変えることは出来ません。怒りの感情と付き合う事は結局本人次第なので、このような場合に遭遇した時や頼まれたりした時などは、先に相手に条件をつけ、罪悪感を持たせる事が大切です。
例えば、何か上司に無理な仕事を頼まれた時など、「この日までに全力を尽くし一生懸命進めます。ただ◯◯さんにも可能な限りサポートをお願いします」など、相手と先に約束をしてしまいましょう。そうする事によってダメになった時、そういやサポートをしてなかったなどという罪悪感を相手に持たせる事が出来るでしょう。
怒りの感情というのは理性で落ち着かせる事が可能ですが、自分の価値観や物差しで物事を判断してしまっている人は怒りの感情が出てしまいます。その相手の感情に付き合ったり、鵜呑みにすると、長い人生身が持ちません。
このような人と遭遇しても相手の裏の感情を知り、同じ土俵に上がらず流されず、華麗に受け流してしまいましょう。