甘えではなく準備期間、“何もしたくない”と感じた時の原因と対処法とは
仕事があるにも関わらず、何もしたくない気分の時や、元気が湧いて来ない時期ってありますよね。これは決して甘えではなく、自分の心や体の“休憩を取って下さい”の合図かもしれません。仕事もプライベートも頑張りすぎる人の貴重な準備期間、何もしたくないと感じた時に取るべき正しい方法と原因をご紹介します。
- 2018-11-10
- nin
休日に何もしたくないと感じる事はまだいいですが、平日や子供がいたりなんていう人には、心を休ませたくても休めないですよね。何もしたくないという気持ちは、まず誰にでも起こる感情ですので、決して自分を責めるような事はしないで下さい。ただ少しだけ頑張り屋さんで頑張り過ぎただけなので、この感情が起きてもおかしくなかったとまずは自分を優しく労って認めてあげましょう。
心の原因を探り、自分と向き合う
なぜ急に無気力な感情が湧いてきたのか、自分と向き合ってみましょう。
- 仕事が多すぎた
- 経済面で苦しくなった
- 人間関係で衝突した
- 自分に自信がなくなった
- 体力的精神的に限界だった
- ストレスが溜まりすぎている
- 生理前や排卵期間
- 我慢をしすぎている
- 誰かに依存をしている
- 睡眠不足
- 仕事で失敗した など
無気力で何もかもに疲れてしまった原因は、人それぞれです。まずは、どうして何もしたくないという感情が出てきてしまったのか、自分とじっくり向き合ってみましょう。それは一時的な事かもしれませんし、長期になるかもしれません。どんな事でも、まずは最近の自分に起きた出来事や、何もしたくないという感情の主な原因を知り、なぜそうなったのかと自分と向き合ってみましょう。
他にも自分の思いや考えを紙に書いて整理をする事によって、自然と心が落ち着いてくるかもしれません。
何もしたくない時は何もしなくて良い
- だらだらと過ごしてみる
- 予定をキャンセルし、自分の取りたい行動のみ取る
- SNSやメディアから少し離れる
- 食事は宅配にしてみる
- 子供を親に預けてみる
頑張りすぎて何もしたくないという感情が現れたのなら、その感情をまずは受け止めてあげましょう。何もしたくないという心や体のSOSのサインに応えずにいると、精神的な病にかかってしまうかもしれません。
そうなる前に、頑張りすぎた自分をまずは受け止め、よく頑張ってるねと褒めてあげましょう。そして休みの日が来た時にはたっぷりと心と体を休め、何もしないという行動を取ってみて下さい。
そして真面目過ぎな人ほど、無気力になりがちなので、何もしない事に対しての罪悪感や自分を責めるような気持ちは封印し、自分だけの何もしない時間を存分に作って、また元気が出るよう準備期間をきちんと設けるようにしましょう。
小さなやりたい事や好きな事をしてみる
- 好きな人と出かける
- 趣味に触れる
- 湯船に浸かる
- 挑戦したかった事をし始める
- 好きな音楽や映画を見る
- 自分を受け入れてくれる人に会う
- 好きな食べ物を食べる
- 好きな本を読む
- ショッピングに出かける
毎日頑張りすぎて自分の好きを我慢してしまう癖がつくと、自分が何が好きなのか何に興味があるのかが、わからなくなってしまいます。子供の時のような、なんでも楽しめる心を保つには、このように定期的に自分の好きな事をし、心に栄養を与えるようにしてあげましょう。そして、自分を存分に楽しませてあげ、喜ばせる事をしてあげましょう。
太陽を浴びる習慣をつけましょう
朝起きて必ず太陽を浴びるようにしてみましょう。朝が来たら必ずカーテンを開け、新鮮な酸素を吸い込んで新たな1日を迎えてみましょう。体と心が疲れてしまっている時、人は呼吸が薄くなってしまいがちです。まずは、新鮮な酸素を体内に取り込む為にも、窓を開け朝の新鮮な空気を体にたっぷりと取り入れてあげましょう。
そして、血流の流れを良くする為にも、まずは常温のお水を飲むようにして下さい。喉が渇いていないからと飲まないでいると、体の水分量は減ってしまい血流の流れが悪くなってしまいます。こまめに水分を補給するようにしてあげましょう。
時間がある人や、朝早めに起きられた人は、なるべく朝のうちに心地いいなと思う程度の軽い運動や散歩を行うようにしましょう。運動を行う事で日光を浴びる事ができるので、セロトニンの分泌を増やす事ができ、自然と酸素を吸い込むことも出来るので、目も覚め、頭も冴えてくる事でしょう。
出来る事を行うようにする
気付かない内にしなくていい事に力を注いでいる場合があります。まずは本当に自分がしなければならない事や、したい事をきちんと把握してから、行動を取るようにしてあげましょう。そしてゲーム感覚で、頑張った自分にご褒美を用意してあげて下さい。
他にも、自分の日常の小さな頑張りを褒めてあげる癖をつける事も大切です。そして出来ない自分を責めるような事はせず、明日に出来る事は明日しようという軽い気持ちを持つようにし、完璧さを求める癖を緩めてあげて下さい。
頑張れそうにない事を頑張る為には、まずその必要性を認め、あまり真面目になりすぎず、自分に優しくし、上手くいかない時も自分を責めるような事は辞めましょう。そして、「こんな自分はダメだから怒られそう」や、「人から嫌われそう」などの、今後の“悪い事が起きそう”という勝手な「~そう」の妄想癖を辞めてみましょう。
まだ実際起きてもいない事に対し、マイナスの力を注ぐ事は誰でも心が疲れてしまいます。それだけの妄想が出来る想像力は素晴らしいので、違う方向に使うようにしてみましょう。
誰でも何もしたくないという感情は出て来ます。そしてその期間や感情の症状は人それぞれです。もしその感情を無視し続けると、本当に抜けられない病にかかってしまうかもしれません。まずはそうならないよう、頑張りすぎた自分や、真面目すぎた自分のスピードをゆっくり落とすようにして、また元気が湧いてくるよう、何もしたくないこの大切な準備期間を利用して自分と向き合ってみて下さい。