日焼け後のアフターケアと肌の色を戻すためにやるべきケア
夏真っ盛り。旅行やレジャーなどアウトドアで楽しいことが盛りだくさんですよね。しかし、気になるのが日焼けのダメージ。どんなに日焼け止めや日傘などでケアしていても、紫外線を少なからず受けてしまって赤みやひりつき、乾燥等様々なダメージが気になってしまいます。
今回は、日焼け後に必ずやりたいアフターケアと、焼けてしまった肌の色を戻すためのケアをご紹介します。
- 2018-08-12
- 剱持百香
72時間が勝負! 日焼け後に必ずやるべきアフターケア
強い紫外線を浴びると、72時間を目安にシミや黒い日焼けの原因であるメラニンが生成される、と言われています。なので、72時間以内にアフターケアをすることが日焼けのダメージをいつまでも引きずらないために大切です。
1日目:とにかく冷やして、低刺激なもので水分補給
紫外線を長時間浴びてしまったその日には、まず冷やして肌を落ち着かせることが先決。紫外線を長時間浴びてしまうと、赤みやひりつきが気になりますよね。これは肌が強い紫外線によって炎症を起こしてしまっている状態なので、まずはシャワーや氷のう、冷たく絞ったタオルで全身を冷やしましょう。
肌が落ち着いたら、美白系のアイテムでケア! と言いたいところですが、直後にはNG。紫外線によって弱っている肌には強い刺激になってしまう可能性があるからです。
まずは、低刺激な化粧水をたっぷり与えて、バリア機能が低下して水分を失った肌に水分補給をします。
1日目のケアはこれだけで◎。肌が弱っている状態なので、とにかく冷やすこと・水分補給を心がけましょう。
その上で、紫外線によってできてしまった活性酸素を除去してくれる作用のあるビタミンCのサプリメントをこまめに摂取するのをおすすめします。
2日目・3日目:保湿と美白系のアイテムを投入!
赤みやひりつきなどの炎症が落ち着いたら、しっかり保湿した上で美白系のアイテムを投入して! 美白有効成分には、メラニンの生成を抑えてくれる効果があるので、肌が落ち着いたらすぐに取り入れたいところ。
おすすめの成分は、美白有効成分の中でも、
- カモミラET
- トラネキサム酸
- アルブチン
- コウジ酸
- エラグ酸
- ルシノール
- ビタミンC誘導体
- 4MSK
- マグノリグナン
- リノール酸S
などです。
インナーケアとしてのビタミンC補給も継続してくださいね。
肌の色を戻したいときに意識するケア3つ
アフターケアを一生懸命しても追いつかないくらいたくさん紫外線を浴びてしまうと、うっすら肌の色が黒くなってしまいますよね。そんな時に取り入れたいケアを3つご紹介します。
キーポイントはターンオーバー。通常メラニンは、肌の生まれ変わりであるターンオーバーとともに排出されるので、ターンオーバーを正常化させることが肌の色を戻すのに大切なのです。
(※肌の色を戻すというのは、日焼けをする前の肌色に戻すことです。肌を漂白するように白くするということではありません。)
保湿ケア
ターンオーバーをサポートするのに欠かせないのは保湿。角質に適度な水分が満ちていることでバリア機能が整い、ターンオーバーが正常になるので、保湿は基本中の基本です。
特にバリア機能を担っている細胞間脂質(セラミド)、天然保湿因子(アミノ酸)を積極的に肌に与えましょう。
血行促進ケア
もう一つ忘れてはいけないのが、血行促進ケア。ターンオーバーに必要な栄養素や酸素は血液の流れが運ぶので、血行促進ケアをしてターンオーバーをサポートしましょう。お風呂に入ったり、適度な運動をしたりすると血行が促されます。
角質ケア
最後に、角質ケア。過度な角質ケアはターンオーバーを早めてバリア機能を低下させてしまう可能性がありますが、適切な角質ケアはターンオーバーのサポートにもつながります。
肌が元気な時は、スクラブやピーリングで角質ケアをしましょう。
日焼け後のアフターケアは冷やすこととシンプルケアが大切
日焼け後のアフターケアで大切なことは、まず冷やすこと。その後、とにかく保湿を心がけることが大切です。早く肌色を戻したいからと美白系のアイテムを使いたいところですが、そこはぐっと我慢してまずは丁寧な保湿をして肌が落ち着いてから美白系のアイテムを投入することが、健康的は肌を取り戻すポイントです。
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外見だけでなく内側からも美しくなりたいという想いを抱き、日本化粧品検定をはじめとする美容資格を取得。 コスメ、スキンケアの最新情報や『紫外線マスター』として徹底的なUV対策・美白ケアの重要性を発信中。