20代後半の焦燥感の正体は「クオーターライフ・クライシス」かも。乗り越えるための過ごし方とは
焦りや悩みの多い、20代。思い描いた姿と、現在の自分の不一致からストレスを抱くこともあるでしょう。そこで今回は、クオーターライフ・クライシスと呼ばれる時期の過ごし方についてご紹介します。
- 2018-07-09
- 奥平 望
20代の「クオーターライフ・クライシス」を迎えたあなたへ
理想の姿と現在の自分の不一致に悩んだり、周囲との差に焦りを感じたり…。20代は、何かとストレスを抱えることの多い年代ともいわれています。もしあなたが20代特有の焦燥感に悩まされているのなら、それは「クオーターライフ・クライシス」かもしれません。
クオーターライフ・クライシスとは“人生1/4の危機”と訳される、精神の状態を指す言葉です。20代後半から30代前半に感じる戸惑い、不安、孤独、困惑の正体は、クオーターライフ・クライシスである可能性が高いといえるでしょう。
そこで今回は、クオーターライフ・クライシスを迎えたあなたに、クオーターライフ・クライシスを乗り越えるとっておきの過ごし方をご紹介します。得体の知れない焦燥感は、成長するために大事な要素なのだと理解しましょう!
非現実的な期待は抱かない
「パイロットになりたい」とか「パリコレモデルになりたい」とか、幼い頃に見た大きな夢を大事にするのは素敵なことです。しかし、私たちは大人になり、今ではパイロットになる現実的な方法や、パリコレに出演するモデルの苦労を知っています。あまりに大きな夢や希望に押しつぶされる前に、現実的な目標を持つべきなのです。
クオーターライフ・クライシスは、20代後半から30代前半のうちに何度も繰り返されるといわれています。非現実的な期待に胸を躍らせたり、そんなことはあり得ないとなげやりになったり…。これから何度も悩みに振り回される可能性があります。このときにあなたを支えるのは、現実的な目標です。
「こんなはずではなかった」なんて、これ以上言わないで。あなたには、あなたの人生を過ごす務めがあるのです。幻想に惑わされることなく、確実に人生を歩んでいきましょう。
「負け」なんて、ない
ときにはあなたが選ばれないことも、望んでいたものが手に入らないこともあるでしょう。しかし、それは負けではありません。あなたには合わなかったということなのです。
私は、人生には勝ち負けなんてないと信じています。あなたの劣等感だって、いつかはバネになるはず。負けだと諦めるのは、まだ早いのではないでしょうか?
あなたが選ばれ、望んだものを手に入れることのできる日は、そう遠くはないはずです。クオーターライフ・クライシスに打ち勝つためには、弱い心と向き合うしかないのです。
自身を客観的に見る
他人と比べることによって、劣等感や焦燥感に苛まれるのは、自身を客観的に見ることができていないからです。あなたは、あなたが感じているほど悲しい人生を歩んでいるのでしょうか?
クオーターライフ・クライシスの最中にいると“あの子にはあって、私にはない”と感じることが多々あります。しかし、自身を冷静かつ客観的に見ることができれば、あなたの手にしているものの大きさに気付くことができるでしょう。
必要なのは、競争心ではなく、向上心です。他人ではなく、自身を客観的に見つめてクオーターライフ・クライシスから脱却しましょう。
ときには流れに身を任せる
踏ん張ることも、一歩踏み出すことももちろん大事なことですが、悩みに囚われたときは流れに身を任せる勇気だって必要です。
頑張っても、頑張らなくても、人生は少しずつ進んでいきます。悩みの多い20代を過ごすだけでも大変なことなのに、最後まで抗おうなんて気の滅入ることは考えなくてもよいのです。「なるようになるさ」と、どっしり大きく構えてみましょう。
悩んでいるのは、あなただけではない
クオーターライフ・クライシスに直面している方の中には、悩んでいるのは自分だけなのではないかと不安を抱えている方もいるかもしれません。しかし、それは大きな間違いです。クオーターライフ・クライシスは、誰にでも起こり得ることなのです。
悩みの多い20代後半から30代前半をどう過ごすかによって、あなたの人生は大きく変わるでしょう。悩みに押しつぶされるか、うまく感情をコントロールして乗り越えるか。あなたは、クオーターライフ・クライシスをどう過ごしますか?
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東京にてタレント活動後、4歳から続けるダンスをベースにさまざまなショーに出演。 甘いものと、愛犬くるるをこよなく愛する26歳。過去に10kgのダイエット経験あり。 Twitter:https://mobile.twitter.com/NozomiOkudaira