梅雨のべたべた肌を防ぐスキンケア術
毎日ジメジメして髪もキマらず憂鬱な梅雨がやってきました。湿気で髪がぺしゃんこになってしまうだけでなく、肌もべたつきやすく嫌な季節ですよね。肌がべたべたしてしまうのは梅雨の独特の気候によるもの。べたつきを放置しておけば、毛穴の開きやニキビなどの肌トラブルに繋がってしまいます。
そんな梅雨のべたべた肌を防ぎ、夏に向けて健やかな肌を保つためのスキンケア術をご紹介します。
- 2018-06-12
- 剱持百香
どうして梅雨は肌がべたべたしてしまうの?
梅雨に肌がべたついてしまう理由は主に2つあります。
梅雨独特の気候によるもの
まず一つの原因は、梅雨独特の気候によるものです。梅雨は毎日雨が続くので当然湿度が高くなってしまいます。肌にとって理想的な湿度は50~60%程度と言われていますが、梅雨時期の湿度は80%近くなることもざらです。すると、当然皮脂や汗がたくさん出てしまい、肌がべたべたしてしまうのです。
湿度が高いと肌表面の皮脂や汗が蒸発しにくくなってしまうため、肌表面にとどまりやすく余計に肌がべたベたしてしまいます。
保湿不足や乾燥も原因のひとつ
肌表面がべたべたしていると、肌全体が潤っている感じがしますよね。この思い込みも梅雨のべたべた肌の原因です。肌表面は皮脂によって潤っているように見えるから、保湿を怠ってしまうと肌内部は水分不足、というインナードライ肌を引き起こしてしまいます。
べたべた肌の原因である皮脂は、肌の潤いを守る大切なもの。肌内部に水分が不足していると肌が乾燥しているからどんどん皮脂が分泌されてしまい、ますますべたべた肌になってしまうのです。
また、湿度を下げようと除湿することも乾燥を引き起こしてしまい、皮脂の過剰分泌からべたべた肌に繋がってしまいます。
肌のべたつき、すなわち皮脂の過剰分泌はニキビや毛穴の開きなどの肌トラブルを招いてしまうため、早めにケアをしておくことが大切です。
べたべた肌を防ぐためにここを見直して!
梅雨に起こりやすいべたべた肌を防ぐスキンケア術をご紹介します。
洗顔
肌表面の皮脂や汗を洗い流すことができる洗顔は、べたべた肌を防ぐためには大切なステップです。皮脂をしっかり取り除いてくれる洗顔といえば、酵素洗顔! たんぱく質などの酵素の力で皮脂や余分な角栓、毛穴の汚れなどをしっかり洗い流してくれます。べたつきが気になる季節にはぜひとも取り入れたい洗顔料です。
しかし、取り除きすぎてしまうと皮脂が不足して過剰な皮脂分泌となってしまうというデメリットもあります。なので、梅雨にぴったりの酵素洗顔は毎日使うのではなく2、3日おきに使いましょう。
特にTゾーンのべたつきが気になるという方は、ちょっぴり面倒ですがTゾーンには酵素洗顔を、そのほかのパーツには洗浄力の優しい洗顔フォームをと使い分けるのもおすすめです。
化粧水
肌内部に水分が不足しがちな梅雨は、化粧水をしっかり与えるのも忘れてはいけません。化粧水は意識していつもよりもたっぷり与えましょう。肌内部にしっかり水分が満ちていると、キメが整い透明感も出るので化粧水で水分をたっぷり与えるということは1年中意識しておきたいポイントでもあります。
化粧水は保湿成分が配合されているものをたっぷりと与えて、最後に毛穴を引き締める収れん化粧水をコットンでパッティングすると、パッティングで肌温度が下がることと収れん作用のW効果で、毛穴を引き締めべたべたを防ぐことができます。
乳液・クリーム
油分の配合されている乳液・クリームはべたつきを防ぐために避けたいところですが、肌には適量の油分は必要です。なので、梅雨でも乳液・クリームは必ず与えましょう。
しかし、こっくり重ためのものを選ぶ必要はありません。べたつきやすい季節なので、必要最低限の油分が配合されているクリームを選びましょう。さらっと軽いものやジェルタイプのものもおすすめです。
しっかりケアすれば梅雨のべたべた肌を防ぐことができる!
べたつきやすい梅雨の肌ですが、丁寧に毎日ケアすることでべたつきを防ぐことができます。また、しっかり保湿することによってターンオーバーが正常化し、紫外線量がピークになる夏のダメージをある程度防ぐこともできるのです。
べたついているからと保湿をさぼらずに、夏のためにも今時期からしっかりケアしましょう!
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外見だけでなく内側からも美しくなりたいという想いを抱き、日本化粧品検定をはじめとする美容資格を取得。 コスメ、スキンケアの最新情報や『紫外線マスター』として徹底的なUV対策・美白ケアの重要性を発信中。