迷うことは、悪いこと?じれったい「迷い」の捉え方とは
ときに迷いは、前に進むことを妨げます。それは果たして、悪いことなのでしょうか?
迷いの捉え方を変えることで、シンプルな答えが見えてくるのかもしれません。今回は、じれったくも思える“迷い”についてお届けします。
- 2018-06-03
- 奥平 望
“迷い”をどう捉えますか?
優柔不断、決断力不足、勇気がない…。迷うことに対して、人はさまざまな言葉を使って否定します。しかし、迷うことは本当に悪いことなのでしょうか?
私たちは決断に迫られたとき、あらゆる可能性を考えます。どちらの道が正しいのか、自問自答を繰り返します。今回は、そこから身動きが取れなくなったあなたに、新しい“迷い”の捉え方をご紹介します。
じれったくも思える迷いに対して、マイナスイメージを持つのはやめませんか?
“チャンス”だと捉える
迷うということは、それだけあなたにとって重要なことだということです。簡単には決められない問題に直面したあなたは、ピンチだと感じていることでしょう。しかし、ピンチはチャンス。今はチャンスが訪れているのだと、前向きに捉えましょう。
ここで決断を誤ったら、よくない方向に進んでしまうのではないか?あなたはそう思っているのかもしれません。では、捉え方を変えてこれはチャンスなのだと自身に言い聞かせてみてください。そうすると、不思議とどちらに進んでもよい未来が待ち受けているような気がしてきませんか?
ピンチはチャンスなんて、綺麗ごと?大事なのは、心の持ちようなのかもしれませんね。
まだ諦めていないということ
そろそろ、決断しなくてはいけない。そう頭では分かっていても、なかなか動き出せないときはありませんか?それは、まだ諦められないと心が抵抗しているからなのでしょう。あなたは優柔不断なわけではなく、簡単には妥協できない強い心の持ち主なのです。
1度諦めてしまうと、迷うことはなくなります。その姿は、一見決断力に長けているように思えますが、実は全然違うものなのです。それなら、妥協することなく迷いの中にいる方が素敵だと思えてきませんか?
心が抵抗しているのなら、あなたがやることはひとつしかありません。困難が待ち受けていると分かっていても、諦められない方を選ぶのです。
出会いの可能性が広がる
迷いの中にいると、ときに手を差し伸べてくれる人もいるでしょう。また、あなたが人に助言を求めることもあるかもしれません。迷うことで、出会いの可能性が広がることもあるのです。
もしあなたが迷っていなかったら、その人と話す機会は訪れなかったかもしれません。迷い、もがきながら見る景色は、そこからしか見えないものなのです。
迷うことを悪いことだと感じているのなら、あなたの周りを見渡してみて。きっと、素敵な人たちに助けられているのだと気付くことができるでしょう。
どちらも正解だということ
あなたが選んだ道なら、それは正解なのです。どの道を選んだとしても、あなたは人生をよくすることができます。間違った選択をしたくないと考えるのではなく、たとえ苦しい道を選んだとしても、それを正解だったといえる力を備えていけばよいだけのことなのです。
迷いがあなたに与えるものは、覚悟なのかもしれません。決断の先に待ち受ける困難を想像させ、心の準備をするよう促しているのでしょうか。もしそうだとしたら、納得できる答えが見つかるまで迷えばよいのです。
何かを決断するには、勇気がいります。間違いなんてない、どの道も正解なのだと思えたら、だんだんと勇気が湧いてくるはずです。
迷うことを否定しないで
迷うことは、悪いことではありません。軽々と決断や選択を繰り返して進んでいるように見えるあの人も、きっとどこかで立ち止まる日がくるはずです。あなたはあなたのペースで、迷いながら、ゆっくり確実に進んでいけばよいだけのことなのです。
迷うことを否定していると、次第に妥協グセがついてしまいます。これでいいや…と選んだ道は、果たしてあなたによいものをもたらしてくれるでしょうか?
納得して前に進むことができたら、たとえどんな未来が待っていたとしても立ち向かえるはずです。迷ってでも、自身の手で未来を作って。そうすれば、他人の敷いたレールの上ではなく、自分の人生を歩んでいけるでしょう。
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東京にてタレント活動後、4歳から続けるダンスをベースにさまざまなショーに出演。 甘いものと、愛犬くるるをこよなく愛する26歳。過去に10kgのダイエット経験あり。 Twitter:https://mobile.twitter.com/NozomiOkudaira