りんご

りんごには、虫歯菌が出す酵素の働きを阻害する効果があるといわれています。また、食事のあとに口の中や歯の間に溜まった食べカスは、口の中で腐り、口臭の原因になりますが、それによるニオイを抑えてくれたり、丸かじりして食べることで歯に付着した歯垢も取ってくれます。

焼肉などニンニクのきいたものを食べたあと、すぐにりんごを食べればニンニク臭を抑えてくれる効果もあります。りんごそのものを食べるのが一番効果的ですが、代用でりんごジュースを飲んでもOKです。

ポイントは、食事後すぐに食べること。時間が経ちすぎるとその効果が薄れてしまうので、ニンニク料理を食べるときはりんごジュースを頼んでみましょう。

レモン

レモンはビタミンCやクエン酸が多く含まれており、肌や体にいい食材として知られていますよね。そんなレモンの成分により、唾液がたくさん分泌される仕組みになっています。口臭の原因として、口の中の乾燥が挙げられますが、唾液を分泌させることによって口臭を抑えることができるという訳です。

レモンをそのまま食べる機会はなかなかないと思うので、さまざまな食材にレモン汁をかけて食べるのがおすすめです。たとえば、水にレモン汁を混ぜたりレモンを皮ごと入れたものを外出するときに持ち歩いたり、サラダにレモン汁をかけて食べるのも効果的です。

また、外食した際に料理の付け合わせでレモンが出てきた場合は、ぜひレモンを搾って食べてみてください。

南国フルーツ（キウイやパイナップル）

南国フルーツと呼ばれるキウイやパイナップルには、酵素が多く含まれています。

酵素には、舌にこびりついた舌苔という白い汚れを除去してくれる効果があるといわれています。舌苔は、食事の食べカスや細菌によって溜まるため、口臭の原因に直結してきます。歯磨きの際に歯ブラシで舌苔を洗う人が多いと思いますが、舌が傷ついたり味覚をにぶらせるなど悪影響を及ぼすこともあります。それを防ぎながら舌苔を除去するためにも、南国フルーツを食べて自然にケアするのがおすすめです。

また、食べるだけでなく、飴を舐めるような感覚で舌の上でフルーツを転がすのも効果的だといわれています。手軽に手に入りやすく、日々の食事にも取り入れやすい食材なので、ぜひ朝食にでも取り入れてみましょう。

梅干し

梅干しには、消臭や殺菌作用のあるクエン酸が多く含まれています。また、唾液の分泌を促す効果もあるため、口内の乾燥からくる口臭を撃退してくれます。

また、家や外に限らずどこでも食べられるのがいいところです。お弁当に梅干しを入れてみたり、間食には干し梅やカリカリ梅を食べるのも効果的です。オフィスワークなどで人と喋る時間が少ない人は、口内が乾燥したり、口臭が溜まりやすくなります。そんなときに、干し梅などを1粒食べるだけで一気に口内の唾液が増えます。即効性にも優れている優秀食材です。

味噌・ヨーグルト

口臭の原因のひとつに、腸内環境の悪化が挙げられます。口臭は、口内で起きるだけでなく、胃腸の調子によっても大幅に変わってくるのです。腸内環境が悪くなると悪玉菌が増加し、アンモニアのような悪臭が口から漂いはじめます。

それを防ぐには、味噌やヨーグルトを取り入れてみましょう。

味噌に含まれるイソフラボン、味噌とヨーグルト双方に含まれる乳酸菌には、腸内環境を整えてくれる効果があります。腸内の善玉菌を増やし、便通がよくなることを感じられるでしょう。便通がよくなれば、腸内に悪い成分やニオイを発する成分を溜めずに済むため、口臭を抑えられるという訳です。

口臭の原因に合った食材でケアしよう

いかがでしたか？

口臭の原因は非常に幅広いです。喫煙、ニンニクやコーヒーなど食事によるもの、口内の乾燥、胃腸の不調など。自分の口臭の原因に合った食材を選んで、口臭ケアをすることが一番の解決策です。

また、口臭と体調は比例した関係にあるといわれています。体に何かしらの不調があれば、それが口臭として不調のサインを出してくれることもあります。そんな体調不良からくる口臭は、ナチュラルな食材でケアすることがおすすめです。人間の体は自分が食べているもので形成されています。食べるものに気を使えば、それだけ健康体にもなり、口臭に悩まされることもなくなるかもしれません。

もちろん口臭ケアのアイテムを使用することもおすすめです！しかし、体調と口臭は隣り合わせの存在だからこそ、ナチュラルな食材でケアして双方の調子を整えていくことが 、口臭を根本から改善する秘訣につながるのではないでしょうか。