見落としがちなところはココ! 細部まで紫外線対策を徹底しよう
顔や首、手足に日焼け止めを塗って「さぁ、外出の準備は完璧だ!」と思っていませんか?
実はそれだけでは紫外線対策は不十分。見落としがちなあの部分もしっかり紫外線対策をしないと、紫外線のダメージは大きく、気づいた時には後の祭り……ということになってしまいます。そんなことにならないために、紫外線対策で見落としがちなパーツをご紹介します。
- 2018-03-29
- 剱持百香
ヒリヒリ、パサつきの原因に! 頭皮・髪の毛
頭皮は体のてっぺんにあるため、体の中でも一番太陽光に当たりやすいパーツです。しかし、紫外線対策をしているという方は少ないパーツでもあります。
頭皮が日焼けしてしまうと、頭皮が乾燥して鱗屑(りんせつ)がはがれ、フケのように見えてしまいます。また、頭皮は健康的な髪の毛を育てる大切な部分。紫外線によって強いダメージを受けると、美しい髪の成長にも影響をおよぼします。
そして、髪の毛。もちろん髪の毛も紫外線のダメージを受けます。髪が紫外線のダメージを長時間受けると、パーマをかけるよりも傷むのだとか。
そんな頭皮・髪の毛の紫外線対策には、帽子や日傘を使いましょう。さらに、出かける前に日焼け止めスプレーを頭に向かって吹きかけると更に紫外線を防ぐことができます。
また、夏場のシャンプーのし過ぎにも注意! 頭皮のべたつきが気になるからと、夏には朝晩シャンプーをしている方もいらっしゃるかと思いますが、適度な皮脂は紫外線のダメージから頭皮を守ってくれるので、洗い流しすぎは厳禁。シャンプーは朝だけ・夜だけの1日1回にとどめておきましょう。
とってもデリケートな唇も忘れずに!
唇は、角質層が非常に薄く、天然の保護膜となってくれる皮脂を作り出すことができないデリケートな構造ゆえ、紫外線のダメージをとっても受けやすいパーツです。
また、シミや黒くなってしまう原因のメラニンを作りだすメラノサイトが少ない部分です。一見、メラノサイトが少ないならシミができないのでは? と思ってしまいますが、日焼けというのは天然のサンスクリーン。肌を黒くすることで紫外線のダメージから守っているのです。なので、メラノサイトが少ない唇は、紫外線のダメージから自身を守ることができにくいのです。
唇が紫外線を浴びてしまうと、乾燥やひび割れ、縦ジワ、赤みやヒリつきになってしまいます。唇への紫外線によるダメージは、通常の唇の荒れと同じような症状なのでわかりにくいのですが、その対策はとってもシンプル。紫外線防止効果のあるリップクリームを口紅の下地として仕込みましょう。体に塗る日焼け止めと同様、塗り直しが必須です。なので、メイク直しで口紅を塗る際にも必ず仕込みましょう。
瞳が紫外線のダメージを受けるとシミができる?
紫外線の強いダメージは、充血やドライアイ、眼精疲労の原因にもなってしまいます。
それだけでなく、瞳から紫外線が入って細胞がダメージを受けると、脳が「紫外線を浴びた!」と勘違いをして全身の細胞へメラニンを作るように指令を与えてしまいます。すると、いくら全身しっかり紫外線対策をしていても、シミができたり、日焼けしてしまったりします。
そんな瞳の紫外線対策はサングラスが有効です。しかし、サングラスなら何でも良いわけではありません。UVカット加工してあるかどうかを必ずチェックしましょう。レンズの色が濃いからって紫外線をカットしてくれるわけではないので注意です!
細部まで紫外線対策をして全身輝く肌へ
意外と紫外線対策を忘れがちなパーツ、3つを紹介いたしました。細かいところもしっかり紫外線対策をして、輝く美肌になりましょう!
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外見だけでなく内側からも美しくなりたいという想いを抱き、日本化粧品検定をはじめとする美容資格を取得。 コスメ、スキンケアの最新情報や『紫外線マスター』として徹底的なUV対策・美白ケアの重要性を発信中。