夏の終わりも近づき、食材も夏から秋の旬が揃い始めました。実りの秋は食欲の秋。食べ過ぎによる体重増加もちょっと心配ですが、楽しみな季節でもありますね。中でも果物は、美肌を目指す女性に是非ともお薦めしたいものばかり。秋の果物には肌を潤す効果があるものが多いんです。今日はその中から3つをピックアップしてご紹介します。
■秋の果物は水分が多いものがおススメ!
秋の長雨や台風が過ぎると、いよいよ乾燥シーズンに入ります。秋は空気がカラカラに乾燥し、体の中も外も乾燥しやすい状態に。こんな秋にはやはり旬のものが役立ってくれます。
夏の旬の野菜が体の熱を取ってくれる効果があったように、秋の果物は乾燥しがちな肌を内側から潤してくれる効果があります。水分が多い、秋が旬の果物を選ぶと乾燥対策になりますよ。
■乾燥対策にお薦め果物3つ
・梨
薬膳では「生津(せいしん)」「慈陰(じいん)」などの効果を持ち、体の中から潤してくれる食材として有名です。また、カリウムを多く含み利尿作用があり、梨に含まれるペントザンという成分は、肌のザラつきや吹き出物を防ぐ働きがあります。
・ぶどう
カテキンやアントシアニンなどのポリフェノールを豊富に含むぶどうは、ポリフェノールが豊富に含まれ、活性酸素を抑え老化を防ぐアンチエイジング効果がありますが、特にポリフェノールの一種である「レスベラトロール」にはシミ・しわの原因になる活性酸素を解消する嬉しい効果があります。
・いちじく
いちじくにもぶどうと同様、アントシアニンなどのポリフェノールが豊富に含まれています。中でも注目したいのが、メラニン色素を抑え、美白効果がある「ザクロエラグ酸」。夏の紫外線ダメージが残るこの季節は、いちじくの美肌効果で少しでも早く日焼けをなかったことにしたいところ。
また、水溶性の食物繊維を多く含み、腸内環境を整える効果もあります。美肌は腸の影響も大きく、秋に多い女性の便秘の解消にもお薦めです。
旬の食べものは、その季節の不調を解消してくれるものが多いのが特徴です。技術が進歩し、1年中手に入りやすくなったものも多いですが、是非旬の食べものを選んで、美容と健康に役立ててくださいね。