肌が荒れてしまった…“肌荒れ時”のおすすめスキンケア方法教えます!
肌が荒れてしまうと、メイクノリが悪くなったり、気分が落ち込んだりと最悪…。何とかリカバリーしようとあれもこれもケアしていませんか?しかし、肌荒れ時にはいつもと同じスキンケアをしていると余計に悪化してしまいます。
肌荒れ時のおすすめスキンケアのキーワードは「シンプル」!そんな肌荒れ時のスキンケア方法を紹介します!
- 2018-03-11
- 剱持百香
肌荒れ時の肌ってどんな状態?
肌荒れと一口に言っても色々な状態があります。ニキビやごわつき、乾燥による皮向けやひりつきなどなど。症状は色々ですがこれら全てに共通しているのが、「バリア機能が低下し、水分と油分のバランスが乱れた状態」なのです。
そのため、肌荒れ時のスキンケアでは、バリア機能を回復させて、水分と油分のバランスを整えることが最重要課題になります。
それでは、肌荒れ時のスキンケアを一つ一つステップごとに見直しましょう!
クレンジング・洗顔|脱脂力の低いものですすぎにも注意!
クレンジングと洗顔の役割は、メイクや空気中の汚れ、皮脂や汗を落とすことにありますが、肌の潤いやバリア機能を守るのに欠かせない皮脂やNMF(天然保湿因子)も落としてしまうのです。そのため、クレンジングと洗顔は脱脂力が低いものを選びましょう。
具体的にはクレンジング:ミルククレンジング or クリームクレンジング
洗顔:シンプルな固形石鹸
がおすすめです。
また、すすぎの温度にも注意が必要です。なぜなら、熱すぎるお湯も皮脂やNMF(天然保湿因子)を洗い流してしまう要因の一つだからです。クレンジング・洗顔を肌にのせている時間は1分以内、人肌よりも低い32〜34℃のお湯で素早くすすぐようにしましょう。
化粧水|優しく包み込むように
化粧水は水分を補給して角質層をしなやかにする役割があります。肌荒れ時には刺激になりやすいエタノールなどの成分は避けるようにしましょう。
付ける際には、手のひらに出して温めてから優しく包み込むようにしてつけます。こうすることで、手のひらの体温を使ってより浸透させることができます。また、手のひらを使うことで肌への刺激を最小限に抑えることができますよ。
付ける目安は、肌がモチっと手のひらに吸い付くまで。何回とは決めずに、少しずつ丁寧に肌になじませて手のひらに吸い付くまで繰り返しましょう。
美容液|肌荒れ時にはお休みを!
肌の栄養剤として美容液を普段のスキンケアに使っている方も多いかと思いますが、エイジングケアをはじめとする高栄養な成分がたっぷり入った美容液は、肌荒れ時には刺激になってしまうかもしれません。
胃腸が疲れている時に景気づけとして焼肉を食べるのと同じこと。肌荒れは、肌が疲れているSOSサイン。たっぷり栄養を与えてしまっては逆に負担になってしまいます。そのため、肌が荒れているときは美容液をお休みして保湿ケアを徹底しましょう!
乳液・クリーム|油分も必要!
乳液やクリームには、肌内部に浸透させた水分や保湿成分の蒸発を防ぐ役割があります。油分が不足してしまうと、肌が「油分が足りない!皮脂を分泌しないと!」と勘違いして過剰な皮脂分泌に繋がってしまいます。そのため、乳液やクリームで油分はしっかりと与えてあげましょう。
また、乳液やクリームにはセラミドが配合されているものが断然おすすめです。セラミドは保湿成分の中でも抜群の水分保持力を持ち、湿度が0%になってもその働きは衰えません。また、バリア機能の大部分をセラミドが担っているので、肌荒れ時には絶対に肌に与えたい成分なのです。セラミドはもともと肌に持っている成分なので刺激になることもないので、肌荒れ時でも安心して使うことができます。
肌荒れ時には絶対NGなこと
肌荒れ時に見直すべきスキンケアを紹介しましたが、反対に肌荒れ時に絶対やってはいけないことも紹介します!
ピーリング・拭き取り化粧水
ピーリング・拭き取り化粧水は、余分な角質を取って肌のごわつきを取り除いてくれるのですが、肌荒れ時には厳禁!なぜなら、バリア機能が弱っている時に大切な角質層を取り除いてしまうとさらに悪化してしまうからです。肌荒れ時には絶対にやめましょう。
こするなどの刺激
ただでさえ弱っている肌にこするなどの刺激を与えることも厳禁。弱っているバリア機能をさらに低下させてしまうからです。普段はコットンを使ってケアしている方も、肌荒れ時ばかりはコットンでのケアをお休みして、手で優しく包み込むようなスキンケアを心がけましょう。
強すぎる成分のものは選ばない
エタノール、美白有効成分、一部の防腐剤など肌に刺激になってしまう可能性のある成分は肌荒れ時には避けるのが無難です。
バリア機能を整えてくれる「セラミド・アミノ酸」を配合したスキンケアコスメを選びましょう。
肌荒れ時こそシンブルケアを
今回紹介したスキンケア方法は、正直とってもシンプルケアすぎて心配になってしまう方もいるでしょう。しかし、肌荒れに一発逆転のケアはありません。シンプルケアで地道にコツコツ肌の力を高めることが大切です。肌荒れ時こそ自分のケアを見直してみませんか?
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外見だけでなく内側からも美しくなりたいという想いを抱き、日本化粧品検定をはじめとする美容資格を取得。 コスメ、スキンケアの最新情報や『紫外線マスター』として徹底的なUV対策・美白ケアの重要性を発信中。