美容師が伝授!痛めにくいヘアアイロンテクニックポイント!
コテで可愛く仕上げたいけど…髪の毛のダメージが気になってしまう。今日は、これからの季節に役立つヘアアイロンテクニックを紹介したいと思います。
- 2017-11-16
- 五嶋 基和
コテで巻くとこんなにいいことが
どこかに友達と買い物に行く時や、旅行に行くときなど、できるだけ可愛く、おしゃれをしていきたいものです。メイクやお洋服を選ぶのももちろんですが、髪の毛も大切です。ブローをして髪の毛を自然に綺麗に見せたり、流行りのヘアアレンジもいいですね!ブローやヘアアレンジ以外にも、ヘアアイロンを使うと、髪の毛にボリュームが出たり動きが出るのでいつもと違った感じが出てより可愛くなります。しかし、可愛いのはいいのですが、ヘアアイロンはブローや編み込みアレンジと違って高温の熱を髪の毛に当てるので、ダメージが気になってしまいます。可愛いけど、髪の毛のダメージが心配…そんなふうに思う人も多いでしょう。高温の熱を加えるとやはり髪の毛は傷んでしまいます。ですが、できるだけダメージを与えないようにすることは可能です!今回は、できるだけ髪の毛にダメージを与えずにコテ巻きをしておしゃれできてしまうアイロンテクニックを紹介していきましょう!
気になるダメージ、最小限にしたい
では、できるだけダメージを与えないアイロンテクニックを紹介していきましょう!
まずはしっかりと100%乾かす
まずは基本ですが、髪の毛は完全に乾かしてからアイロンをしましょう。ロングヘアだとドライヤーが大変だと思いますが、髪の毛のためには100%完全に髪の毛を乾かしてからアイロンをしたいものです。髪の毛が濡れていたり、半乾きで髪の毛の中が湿っている状態でアイロンをすると、より髪の毛が傷んでしまうのです。面倒だから、ドライヤーは半乾きで、ヘアアイロンで髪の毛を乾かしながらスタイリングしている人は要注意です!確かにラクなのですが、髪の毛が傷んでしまいます。さらに欲を言うと、ドライヤーで完全に乾かしてから、10分ほど経ってからアイロンをしましょう。しっかりドライしたと思っても、髪の毛の中に水分が残っていることはよくあります。髪の毛を完全に乾かしてからアイロンするのは基本の基本です!
温度に注意
みなさんは、ヘアアイロンの温度を何度に設定していますか!?これは髪質や、ヘアスタイルをキープしたい時間によっても変わってきます。髪が細く、パーマがかかりにくい人は温度を高くしないと30分くらいで元どおりになってしまいますし、逆に太さは普通で少しくせ毛の人は低温でも長持ちするでしょう。一般的には180度以下でヘアアイロンをするのをオススメします。多くのヘアアイロンは最高温度が180度までですが、ヘアアイロンによっては190度や200度までできるものもあります。しかし、200度で髪の毛を巻くとダメージがかなり強くなってしまいます。髪質によっても変えますが、ざっくりの温度の目安として最高温度は、カールがつきやすい人は160度、つきにくい人は180度くらいにしましょう。それでもヘアスタイルが崩れてしまう時は、それ以上温度は上げずに、スタイリング剤を上手く使ってスタイルをキープしたりボリュームを出したりしましょう。
ヘアオイルやヘアミルクは必ずつける
髪の毛を乾かす前にヘアオイルやヘアミルクをつけている人は多いと思います。ヘアアイロンをする場合は必ずアウトバストリートメントをつけるようにしましょう。ヘアオイルやヘアミルクは髪の毛をコーティングして櫛通りをよくし、熱から髪の毛を守ってくれます。オイルとミルクは質感をみて好きな方でいいと思いますが、オイルの方が熱から髪の毛を守ってくれる効果は高いです。迷ったらオイルにしましょう。
毛先は時短で巻く
美容院に髪の毛を切りに行くと、ほとんどの人は量を少なくしてもらうと思います。そのため、髪の毛の量は根元が多く、毛先にいくにつれて薄くなっています。しかし、ヘアアイロンで根元も中間も毛先も同じ時間で巻いてしますと、毛先が薄いために強くかかりすぎてしまったり、温度が高くなり過ぎてしまうために、髪の毛の中間と毛先を同じようにアイロンを当てていても、毛先にダメージがかかってしまいます。なので、毛先はアイロンがかかりやすいことを頭に入れて、毛先は少しだけ時短で巻くことを意識しましょう。これだけでも、毛先のダメージを少なくすることができます。
毎日のシャンプーとトリートメント
ヘアアイロンをするにあたって、髪の毛をしっかり乾かすことやアイロンの温度を上げすぎないことなどはとても重要ですが、それと同時に毎日のシャンプーも重要です。一般的な格安シャンプーは、洗浄力が強いので、コテなどで熱の加わった髪の毛にはあまり向いていません。美容院で扱っているようなサロンシャンプーは洗浄力がやさしく、コテ巻きの髪の毛にも最適です。少しお値段は上がりますが、髪の毛のためにもサロンシャンプーを使いましょう!
いかがでしたか!?ドライヤーが大変だからといって、アイロンをドライヤーがわりにしていたりしませんでしたか!?ヘアアイロンは髪の毛を自由に形付けて可愛くしてくれる素敵なアイテムですが、ダメージがつきものです。そんな便利なアイロンを、ダメージとしっかり向き合い、できるだけ綺麗な髪の毛で毎日を過ごしましょう。