夏ダメージを補修して”美肌力”アップ!秋のスキンケア
だんだんと秋の気配になってきましたが、皆さんはどのようなスキンケアを行っていますか?紫外線対策に必死な夏や、乾燥対策が欠かせない冬に比べると、秋はどうしてもスキンケアを怠りがちです。しかし、夏のダメージが蓄積したままのお肌で、乾燥が本格化する冬に立ち向かうことは非常に危険です。秋のスキンケアのポイントは、夏の紫外線ダメージから肌をすこやかな状態に戻すとともに、冬の乾燥に備えることです。
- 2017-09-09
- 松澤ますみ
秋に肌ダメージが増大する理由
夏は紫外線量がもっとも多い季節です。夏場に紫外線対策をしていても、うっかり日焼けをしてしまったという方もいるでしょう。紫外線は肌の色を小麦色へと変化させるだけでなく、肌の深部にある細胞に影響を及ぼし、シミ、シワ、たるみなどを引き起こします。紫外線の影響で起こるこのような肌の変化を、総称して光老化と呼びます。光老化を防いで、できるだけ長く若々しい肌を保ちたいと考えるのなら、夏の紫外線対策は重要です。
しかし、紫外線による光老化の影響は、夏の間に表面化するわけではありません。シミの元となるメラニン色素は肌の奥で作られ、時間をかけて浮かび上がってきます。そのため、秋になるとシミやシワ、たるみなどの肌ダメージが表面化してしまうのです。
早いうちに肌荒れを改善するメリット
夏から秋、秋から冬といった季節の変わり目には、気候が変化することによって肌は大きなストレスを感じます。そのため、夏から秋の間に受けたダメージは、秋のうちに改善して冬へと持ち越さないことが大切です。特に秋から冬に移り変わる際には、温度が下がることによって、乾燥や血行不良によるくすみなどの肌荒れが起きやすくなります。
秋にしっかりとスキンケアを行うことは、夏の肌ダメージを改善する目的だけでなく、冬に肌荒れを起こさないために重要となってくるのです。冬場に肌荒れを起こしやすいという方は、秋のうちにしっかりとスキンケアを行うことで、冬にありがちな肌トラブルを回避しやすくなるでしょう。
秋のスキンケアポイント
そこで秋は、夏の紫外線で痛めつけられた肌を労わるスキンケアに重点をおきましょう。シミやそばかすを増やしたくない人は、肌の深い場所で生まれるメラニン色素の生成を抑えるタイプの美白スキンケア用品の使用がおススメです。 また、夏場の水分不足やクーラーの影響で、肌が慢性的に乾燥したまま秋を迎えると、肌が柔軟性を失って肌荒れが頻繁に起きやすくなり、化粧水や美容液などの効果が出にくくなる恐れがあります。
そこで、秋は、保湿効果が高いヒアルロン酸などが配合されたローションを使用して、コットンパックをするようにし、肌へのなじみが良いセラミドを使って、肌をなめらかに保つように心がけましょう。
秋に行うべきスキンケアの方法
1.夏の疲れを癒す”保湿ケア”
秋のスキンケアで、まず重要なのはやはり「保湿」です。夏のダメージと、秋の気温により乾燥しやすいこの時期の保湿スキンケアは、冬の乾燥に耐える肌の強さを培うためにも、しっかりと行いたいものです。 朝晩の洗顔後に、保湿成分が含まれた化粧水・美容液・乳液などでスキンケアをしていくことももちろん大切ですが、ときには化粧水のコットンパックなどで、集中ケアを取り入れていくのも効果的です。入浴後やホットタオルで肌を温めた後のスキンケアは、浸透が良くなっているので、特に力を入れて行うと良い結果につながります。
また、ヒアルロン酸やプラセンタ・アミノ酸などの保湿成分が配合されているものや、乾燥により失われやすいセラミドの入った美容液などを使用し、効率的に保湿ケアを行っていきましょう。
2.紫外線対策・美白ケアも抜かりなく
夏に比べ日差しが柔らかく感じる秋ですが、紫外線の量は真夏の40~70%程あるため、やはり紫外線対策を疎かにするのは危険です。油断をしていると、夏の紫外線ダメージを回復するどころか、更に肌状態を悪化させ老化を進行させる原因になってしまいます。 化粧下地やファンデーションなどにも、UVカット機能があるものを使い、毎日忘れずに紫外線ケア継続していきましょう。
また紫外線により、肌に蓄積されたメラニンを解消していくためには美白ケアも効果的です。ハイドロキノンやビタミンC誘導体などの美白成分が含まれたアイテムを使い、肌のくすみやシミを薄くしていく対策も、同時に行っていくことが大切です。
3.食事・睡眠をしっかりと
スキンケアや紫外線対策などの「外側のケア」をより効果的にしていくためには、生活習慣を正していく「内側からのケア」も必要不可欠な要素です。肌の状態を保てるよう睡眠をしっかり取り、偏った食生活は見直していくことが大切です。夏のダメージが蓄積された”秋の肌”ですが、丁寧にケアを続けていくことで、効果が出やすいという特徴があります。しっかり秋のスキンケアを取り入れ、冬に向けて、去年よりも一段階美しい肌作りを始めていきましょう!