秋の”肌荒れ”の原因は?注意したい3つのこと

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秋の”肌荒れ”の原因は?注意したい3つのこと

肌荒れの原因は、体質や生活習慣など様々あります。特に、季節の変わり目は肌が荒れやすくなるものですが、秋の肌荒れには要注意です。なぜなら、秋に肌荒れを起こしやすい原因があるからです。秋になってから、なぜか「赤くなる」「かゆくなる」「カサカサする」といった症状が強く出るということはありませんか?これらの肌荒れ症状を改善するためにも、どんな原因があるのかを把握しておきましょう。そこで、秋の肌荒れの原因についてお伝えします。

秋に肌荒れが起きる原因はこの3つ!

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それは、

  • 夏に浴びた紫外線
  • 乾燥
  • 花粉症

による肌への影響です。

ひとつの原因のみならず、複数の原因が重なることもあります。そうなると、より肌荒れの症状がひどくなってしまいます。まずはあなたが、どの原因に当てはまるかを知っておくことが大切です。

原因1:夏に浴びた紫外線による影響

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秋の肌荒れの原因のひとつは、夏に浴びた紫外線ダメージが表面化することによって起こっています。季節は変わっても、肌が夏の紫外線ダメージを引きずることがあるのです。日焼けした肌は”やけど”とも言える状態です。そのため、紫外線をたくさん浴びた肌は、バリア機能が壊れて肌荒れの原因となってしまいます。夏に紫外線対策や肌のケアが不足していた場合には、秋にも影響を引きずることになります。

また、紫外線によって肌の真皮層にあるコラーゲンも損傷してしまうため、シワやたるみなどの老化現象を促進させてしまう原因にもなります。

対処法

肌がピリピリするという場合は、紫外線による影響かもしれません。日差しの強い夏にはたくさんの紫外線を浴びてしまいます。秋になってから、夏に蓄積された紫外線のダメージが肌荒れとして現れることがあります。紫外線からくる肌荒れをリセットするのには次の方法が効果的です。

血行を良くするためには、体を温めることが大切です。身体を内側から温めるように、飲み物は白湯や温かいお茶などを飲むようにしましょう。また、毎日の入浴はシャワーで済ましてしまわず、38~40度の湯船に15~20分程度ゆっくりと浸かるように心がけましょう。

原因2:乾燥による影響

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2つ目の原因は肌の大敵である乾燥です。気温や湿度が高い夏に比べ、秋は皮脂と汗の量が減少します。皮脂と汗の量が減ると乾燥しやすくなるため、外的な刺激に対して敏感な状態になってしまいます。また、肌の表面にある角質層は、異物侵入を防ぐバリア機能や保水機能がありますが、この角質層が乾燥すると、それらの働きが失われて、かゆみが起こりやすくなります。

かゆみを感じる神経は角質層の奥にある真皮層にありますが、角質層がダメージを受けていると、かゆみを感じさせる神経線維が角質層まで登ってきてしまうことにより、かゆみが出るというメカニズムです。ちょっとした刺激でもかゆみが出るようになると、我慢できず掻いてしまうかもしれませんが、そうすると、余計に肌が荒れて状態が悪化するという悪循環となってしまいます。角質層を乾燥させずに正常に働くようにケアするのが、秋の肌荒れ対策の鍵といえるのです。

対処法

乾燥しやすい季節は、肌荒れも多くなります。肌が乾燥すると保湿機能やバリア機能が低下しますので、肌荒れを起こしやすくなります。そのため、秋のスキンケアはとっても大事です。そこで、注目すべきなのがセラミドという成分です。セラミドは、潤いを閉じ込め、外部からの刺激をバリアする働きをしています。肌荒れしやすい状態は、肌のセラミドが減少していることに原因があります。そこでセラミドを補給して、バリア機能を回復させることで、肌荒れの解消に役立つのです。

セラミドは保湿力が非常に高いという特徴の他に、

  • 肌にも優しい
  • 吸収されやすい

とメリットが多い注目の成分です。

乾燥によって肌荒れが起きている際には、是非セラミドを配合している化粧品を使用していきましょう。

原因3:花粉症による影響

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秋は春についで花粉症に悩まされる方が多い季節ですが、花粉症も肌荒れの原因となり得ます。花粉症というと目や鼻の症状を思い浮かべますが、実は肌の症状も出ることがあるのです。花粉症の反応が出やすいのは、花粉が付着した部分や、多く侵入した部分です。花粉が原因の肌荒れの場合には、露出している顔や首元に肌荒れが起こりやすいのが特徴です。

秋になってバリア機能が低下した肌に、花粉の刺激が加わると、更に肌荒れを引き起こしやすくなってしまうのです。そのため、秋は花粉が多く飛んでいる季節というだけでなく、肌のコンディションにとっても、影響を受けやすい季節といえるのです。まだ日中暑いことも多い秋には、露出した服を着ることも多いので、知らずに花粉に触れている可能性があるので注意が必要です。

対処法①:入念な保湿

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秋の肌荒れが花粉症によるアレルギー反応から来ている場合には、花粉症に対する対策が必要です。眼鏡やマスクなどで対処している方も多いと思いますが、肌荒れが気になる場合には、肌に特化した対策が特に有効です。

肌の乾燥によって、肌は刺激を感じやすくなります。そうなると、肌が花粉に対して過敏に反応してしまいます。そこで、花粉対策にとっても保湿がとにかく大切です。保湿によって肌のバリア機能を保持することができます。洗顔で花粉をしっかり落とした後には、入念に保湿をするようにしましょう。ここでも、先ほどご紹介をしたセラミドが有効です。

対処法②:ワセリンの使用

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ワセリンは皮膚科でも使用されています。赤ちゃんの肌の保湿にも使われているほどなので、敏感肌の方でも安心してご使用できます。ワセリンを使うことで、花粉が直接肌に触れるのを防ぐことができる効果があります。おススメは、純度が高い「白色ワセリン」です。春の花粉症で肌荒れが起こる場合にも有効なので、試してみてはいかがでしょうか?

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いかがでしたか?秋は肌トラブルが多く、悩みが出やすい季節です。それを改善するためには、スキンケアが非常に大切です。ちょっとしたことの積み重ねで、肌の状態は大きく変わってくるものです。だから、何もせずに放置しておくのは、もったいないと思いませんか?どれも自宅で実践できるものをまとめました。秋になって肌荒れに悩んでいる方は、せひ実践してみてください!

※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。

秋の”肌荒れ”の原因は?注意したい3つのこと

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松澤ますみ

松澤ますみ美容ライター

WEB・DTPデザイナーから、ライターに転身した変わり種。得意分野はアンチエージング。お肌が10歳若くなるケアの方法などを、皆さまにお届け致します。